人気アウトドアブランド パタゴニアの歴史


みなさん こんにちは

ラグステーションです。

本日はアウトドアブランドのパタゴニアの歴史を軽くご紹介させていただきます

ノースフェイスと並んで人気のあるもはや定番のブランドです

パタゴニアの歴史は鍛冶屋からはじまった
パタゴニアの創設者イヴォン・シュイナードがクライミングを始めたのは、1953年、14歳の時でした。当時クライミングをするときに使うピトンは使い捨てでした。打ち込んだピトンは抜く事ができず、岩に放置したまま。
シュイナードは繰り返し使う事のできるギアを作るために、1957年独学で鋳造を始めました。ピトンを売りながらクライミングを続けて、少ない儲けで暮らしていました。
その後、急速にシュイナードのギアの人気が上がり、1970年には、シュイナード・イクイップメントは米国最大のクライミング・ギアのブランドとなりました。
しかし、自分たちの作っているピトンが自然破壊をしていることに気がつきました。人気のあるクライミングルートは何度もピトンを打ち込まれ、引き抜かれ、ボロボロになっていたのです。これをきっかけにピトンの製造から手を引く事にしました。
1972年にはハンマーを使わずに手で岩に押し込んだり抜いたりできるアルミの「チョック」を発売。大人気となりました。

ウエアブランドとしての「パタゴニア」が誕生
1970年、シュイナードはスコットランドに冬のクライミング旅行に出かけた際、公式ラグビー・シャツをクライミング用に買いました。丈夫な作りに、目を引くデザインでみんなが欲しがりました。

そこで、利益があまりでないクライミングギアの変わりにウェアの販売を始めました。
ウェアのブランド名が「パタゴニア」になったのもこの頃です。
化繊パイルのセーターに目を付け開発、あっという間に乾き、クライマーが着用する重ね着の数も減らしました。アンダーウェアも開発。
水分を発散するインナー、パイル素材の中間着、一番外側に風や雨を防ぐ上着を着るスタイルを定番化させました。
「パタゴニア」が今では定番の素材をアウトドア界に浸透させた
今の高性能なパタゴニアのウェアになるまで試行錯誤が繰り返されました。ウェアの素材であるパイルは毛玉ができやすい。ポリプロピレンは乾燥機で溶け、汚れが落ちにくく臭い。吸湿発散の機能は洗濯20回ほどで効果が消える。問題点が沢山ありました。
問題点をなくすためにパタゴニアは研究やデザインに力と資金を注いできました。パタゴニアの研究部門は業界トップクラスです。
パイル素材は研究を重ねて、シンチラ素材が開発されました。今では「フリース」と呼ばれる素材のことです。

その後、ポリエステルと出会い、ポリプロピレンは全て「ポリエステル」になりました。
1980年代カラフルなウェアが登場して、アウトドアを楽しむ人だけでなくファッションとして人気になりました。

「パタゴニア」ならではの取組
環境保護への取組
パタゴニアでは毎年、売り上げや利益の一部を必ず自然環境保護のために寄付しています。
他にもカタログは再生紙、ペットボトルから再生ポリエステルを作る、エネルギー使用削減に取り組んでいます。
またオーガニックコットンを使用する事でCO2の発生を従来より削減しています。
パタゴニアは地球上の全ての生物が絶滅の危機に瀕しているという事実を重く見ています。
品質が良く、耐久性の高い製品を作る事で環境を保護しようと考えています。
何世代でも使えるように、子供服には「belong to?__、__、」と、タグがついています。お下がりした子供の名前を書く場所なんです。
「パタゴニア」独自の社風
パタゴニアの社風は自由で社員同士が仲間であることだそうです。昼休みにサーフィンに行けるんだとか。昼休みにサーフィンにいくために、社員は仕事のパフォーマンスも上がるそうです。
職場内の託児所、カフェテリアを早くから導入しています。社員だけではなく、社員の家族の事も考えてくれる会社です。
パタゴニアが人気の理由
アウトドアはもちろんタウンユースにも使えるデザイン
アウトドアウェアとしては、最高ランクのパタゴニアのウェア。機能や耐久性もバッチリです。特筆すべきはそのデザインで、タウンユースにも。アパレルブランドとして認知されているので、パタゴニアのロゴがついているだけでもオシャレ。メンズ、レディース、キッズと展開していて誰からも愛されています。

環境保護に対するブランドイメージ
地球の事をここまで考えているブランドがあるでしょうか?直接の環境保護だけでなく、パタゴニアは選挙の投票日には「選挙に行こう」とよびかけています。
2019年の参議院選の日には「私たちの地球ために投票しよう」と、全店舗を閉店にしたこともあります。アパレルブランドが政治に関して行動する事は珍しいですよね。私たちの選択が、地球を救うことにつながる、からだそうです。

デザイン性の良さと、環境保護に対する企業イメージが「パタゴニア」の人気を確かなものにしました。「パタゴニア」の服を着る事が地球の未来のためになります。


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