Youji Yamamoto ヨウジヤマモト の歴史 まとめ


みなさん こんにちは

ラグステーション瑞穂店です 今日はコムデギャルソンに続き「ヨウジヤマモト」の歴史についてご紹介させていただきます。

ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)は、デザイナーの山本耀司が設立したファッションブランドです。

国内ブランドの中で、川久保令の COMME des GARÇONS (コム・デ・ギャルソン)、三宅一生の ISSEY MIYAKE (イッセイ ミヤケ)と並んで、日本の三大メゾンの一つして数えられます。
洋服好きな方であればどこかで一度は聞いたことがある名前なのではないでしょうか。今回はそんな日本を代表する超人気ブランドの一つ、「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」について紹介していきたいと思います!

■歴史、エピソード
ヨウジヤマモト(本名:山本耀司)は1943年に東京で生まれました。幼いころに戦争で父を亡くし、歌舞伎町でオーダーメイドの洋裁店を営む母親に一人息子として育てられます。女手一つの生活は決して豊かなものではなく、ミシンの音とアイロンの匂いのなかで、懸命に働く母親の姿をみる毎日だったそうです。

そんな幼少期を経て、山本氏は慶応義塾大学法学部に入学します。当時は弁護士を志していたそうですが、同級生には2代目3代目といった昔ながらのお金持ちが多く、あまりにもスタートラインが違うことから次第に社会へ出る気力がなくなっていきます。そして、せっかく同大学を卒業したにも関わらず、文化服装学院へ入学し服飾の世界に足を踏み入れることとなります。
在学中には、新人デザイナーの登竜門と言われる「装苑賞」「遠藤賞」を受賞。特に「装苑賞」は、コシノジュンコ、高田賢三(現在のKENZO)、山本寛斎など、数多くの著名デザイナーを輩出しています。
1972年には、Y’s (ワイズ) を設立。1977年に東京コレクションでデビュー、1981年にはパリコレに挑戦します。この81年のパリコレでは、当時タブーとされていた黒を基調とした非構築的な衣装を発表し、賛否両論の大きな反響を呼びました。派手な色彩や形の華美さを競っていた当時の西欧ファッションに風穴をあけ「黒の衝撃」と称される伝説のコレクションとなります。ここから真っ黒なワードローブで身を包む、カラス族と呼ばれるスタイルが大流行。ヨウジヤマモトは「黒=モード」というイメージをつくりあげたブランドといっても過言ではありません。

■特徴
ヨウジヤマモトというブランドの根底には、社会に対する疑問や反骨精神が現れています。デザインの特徴は、黒色を基調としたビッグシルエットが主体です。また、アシンメトリーなカッティングや身体にまとった時の独特なドレープ感、最先端の生地や素材を使った複雑なパターンはどのシーズンでも共通しています。近年のコレクションでは、大々的なペインティングやメッセージ性を含んだテキストが話題を呼びました。

■人気の理由
人気の理由の一つとして、数多くの派生ブランドやラインの展開があることが言えます。
若年層をターゲットにしたものやウェブ限定のラインなど、個性豊かでバリエーション豊富なラインナップは幅広い年齢層から支持されています。
ここでは、ヨウジヤマモトを支える主なブランドを6つ取り上げてみました。

「Yohji Yamamoto」
1981年にスタートしたウィメンズのコレクションライン。立体的なパターンと素材による、流れるラインと美しいシルエットが特徴です。
「Y’s」
1972年に‘男性の服を女性が着る’をコンセプトにスタート。山本耀司のデビューブランドで原点ともいえます。
「discord Yohji Yamamoto」
2014年にスタートしたアクセサリーブランドで、バックやスカーフがメイン。ブランド名は「不協和音」を意味し、デザイン哲学である‘未完成’や‘アシンメトリー’の美学を反映していています。
「Y-3」
アディダスとのコラボで生まれたスポーティーとモードを融合させたブランド。山本耀司の頭文字Yと、アディダスのシンボルである3本線を意味しています。
「Ground Y」
ヨウジヤマモト社のフィルターを通し、ファッションを提案するセレクト業態。多面的な要素をとりいれており、ユニセックスブランドとして男女問わず人気です。
「S’YTE」
2014年にスタートしたヨウジヤマモト社がデザインするインターネット限定ブランド。ブランド名は、フランス語の’et Y’s ”Y’s と共に”を逆さまにしています。ヨウジヤマモト社の中では比較的安価で、リアルクローズを提案しています。

■まとめ
北野武さんや綾野剛さんをはじめ、数多くの芸能人も愛用するヨウジヤマモト。
衝撃的なパリコレデビューから始まって、今もなおファッション業界の第一線を走り続けています。
この記事を読まれた方は是非一度、ヨウジヤマモトの世界にふれてみてくださいね!


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする