COMME des GARCONS の歴史と人気の秘密


知らなければ損をする!

【コムデギャルソン】の偉大過ぎる軌跡と奇跡。

コムデギャルソンとは

日本が誇るファッションデザイナーの川久保玲さんが、

1969年に設立したプレタポルテ(高級既製服)ブランドです。

略称は【ギャルソン】と呼ばれていてます。

現在、全世界で200店舗以上を展開し、

流行り廃りの激しいアパレル業界で

開業以来50年以上も常にトレンドの最先端を走り続けてきた

老舗モードブランドです。

名前の由来

コムデギャソンの直訳は「少年のように」

フランスで実質的に使われている意味としては

「少年の持つ冒険心」だそうです。

その名が示す通り

シーズン毎に実験的なデザインを発表し続け、

アパレル界の常識を覆し続けた【コムデギャルソン】の

歴史を紐解いていきましょう。

全ての始まりは一人の女性から

コムデギャルソンの創始者は

1942年生まれの日本のファッションデザイナー川久保玲さん(女性)です。

彼女のコムデギャルソン創業までの経歴を要約すると。

・1964年 慶應義塾大学を卒業後、旭化成に入社。

・1967年 旭化成を退職し、フリーランスのスタイリストになる。

・1969年 コムデギャルソンを立ち上げ製造・販売を開始する。

彼女がフリーのスタイリストして活動していた時に、

広告撮影にぴったりのデザインが見つからず、仕方なく自分で服を仕立てた事が

コムデギャルソン創設のきっかけに繋がっていきます。

ここで特筆したいことは彼女が専門的なファッション教育を受けていないということ。

一説にはベースとなる既存の知識が無い為ファッション業界の常識にとらわれず、独創的な唯一無二のデザインが創造できたのではないかといわれております。

そして彼女はコムデギャルソンを創設した後、

傑出した才能と業績から数々の賞を受賞し、

世界で最も影響力のあるデザイナーランキングで

常にトップ5に選出される大偉業を成し遂げる人物へと成長していきます。

黒の衝撃

1982年、2回目のパリコレクション参加でコムデギャルソンは大躍進を遂げます。

黒が禁忌とされていた当時のモード界で、

川久保玲さんは穴の開いたニット・くたびれたカットソー

そして、黒を多用するデザインを数多く発表し

世界中でセンセーションを巻き起こします。

同時期に黒を多用していたデザインで活躍していたヨウジヤマモト

さんと共に黒の衝撃と呼ばれています。

この国内外問わないブームにより

コムデギャルソンの人気は不動のものとなります。

未だ人気が衰えない3つの魅力と理由

世界中から愛され続けるコムデギャルソン。

開業して50年以上、何が人の心を引き付けてきたのか

その3つの魅力と理由をご紹介します。

1.先行してトレンドを作っていく力

川久保さんは過去のインタビューで、

「自分の過去の作品に似たものを作りたくありません」

という言葉を残しました。

コムデギャルソンに所属するレーベルの主要デザイナーは

新しいもの作り出すことを重視している為、

自らがつくったトレンドを、次のシーズンで壊していきます。

留まることを許さず、進化していく姿勢が

創造性の高いデザインを常に生み出し、多くの人の心を揺さぶるのです。

2.アートとビジネスの両立

コムデギャルソンの創始者にして現在に至るまで

オーナーデザイナーを務める川久保玲さん。

彼女はデザイナーとしての独創的な才能の他に

経営面でも突出したカリスマ性を持ち合わせてました。

自分の作りたいものにとらわれ過ぎていると人は見向きもしてくれません。

かといって利益を重視してデザイン性や品質は決して落とせない。

アートとビジネスを高次元で両立させ、

現在までに独立資本で16ものブランドを抱えることで

隆盛激しいファッション界において、盤石の態勢を整えました。

3.品質の高さ

コムデギャルソンは創設以来、

一貫して生地から縫製に至るまで日本製にこだわります。

徹底管理された素材で着心地・履き心地抜群なのはもちろん

デザイン性も引き立たせてくれるのです。

コムデギャルソンが日本製にこだわらなくなり、

海外に工場を作ったり、発注をする様になると、

日本のほとんどの繊維工場は倒産してしまうといわれています。

私にはとても着こなせる自信がない…

コムデギャルソンをはじめ、

パリコレ等で発表されてる服をニュースで見てると、

・「こんなのどうやって着るの?」

・「こんなん着て生活できないじゃん!?」

このような事思ったことありませんか?

確かに芸術性の高い前衛的なデザインが目立ちますので、

非常に手が出しづらいイメージがあると思いますが

実はそんなことはありません。

そもそも、パリコレ等のコレクションは

各ブランドがデザインの方向性を発表して、

デザイナー達がそれを元にアイデアの発想を得ていく場所なのです。

例えば

・デザインしないことがコンセプトのライン【PLAY COMME des GARCONS】

・アイテムにロゴをプリントしたユニセックスラインの【CDG】

・比較的低価格帯で手がだしやすいライン【BLACK COMME des GARCONS】

上記の様な多くのラインから

キャッチーで着やすい服・アイテムも数多く発表されております。

オシャレにあまり自信が無い方も

シンプルにジーンズと合わせるだけで

人を選ばず着こなすことができますので、

とてもおすすめです。

老若男女・ファッション初心者から上級者問わずにそれぞれに合った

デザインを提供してくれるのは複数の独立したラインを抱えるコムデギャルソンならではですね。

最後に

「3着の洋服を買う代わりに、どうしてそのお金で1着の服を買わないのでしょう?」

これは、創業者の川久保玲さんが残した数少ない取材の中でのお言葉です。

確かにファストファッション等に比べて、1着の値段はどうしても高くなりますが、特別な生地を使って確かな技術で製法されています。

それによって物持ちも良くなるし、

洗練されたデザインを身に纏うことで自信も漲ります。

高価な物は高価な物なりに理由があるものですね。

毎日、気軽にというのは難しいのかもしれませんが、

記念日や自分へのご褒美に着ると、

より良い思い出として残せる力がありますので、

この記事を読んで多くの人にコムデギャルソンの魅力が広がっていけば幸いに思います。

ですがラグステーションにはコムデギャルソンの在庫が足りません…

是非着ていないギャルソンをお持ちの方は当店までお待ちしております。


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