瑞穂店 CHANEL シャネルの歴史やマメ知識などまとめてみました ココシャネル


みなさん こんにちは

ラグステーションです。今日はお客様からの人気も高い「CHANEL」についてまとめてみました。

シャネルの知らない歴史など読み応えのある記事になっております。

名声を誇るラグジュアリーブランドであり、世界中で多くの人々に愛されてきたフランス生まれの「シャネル」。 一目で分かる「C」をかたどったロゴやステータスを感じさせるデザインは広く知られていますが、それだけにとどまらない魅力とは一体何でしょう。

洗練されたイメージ、それとも響きからして忘れられないようなブランドネームでしょうか。ブラックドレスやツイードに代表される衣服、あるいはロングセラーのシックなルージュや化粧品、もしくはかの有名な「5番」などの香水がお気に入りかもしれません。

それにしても、日本でなぜこれほどまでに人気があるのかといえば、50年に及ぶ国内での歩みがヒントになりそうです。

アジア展開のスタートとなった日本進出は69年と早く、 当時の日本にはないインパクトを持ち込まれました。また、90年半ばには百貨店を飛び出して銀座並木通りにブティック、さらに2004年には自社ビルの登場も転機となり、プレゼンスを放ち続けてきました。

経済成長や高級志向の流れに乗り、ステータスこそがブランドの見せどころという消費者の感覚も人気を押し上げてきたように見られますが、やはりシャネルらしいセンスに包まれた品々が美しく、細心にまで息づくクラフトマンシップといった素晴らしさが根底にあります。そしてシャネルも、ブランドに対する愛着や理解が育まれてきた日本を特別の場所として認めています。

また、日本以外でもそうですが、ブランドのイメージ=ココ・シャネル自身そのものと捉えられていることが強く影響している点も見逃せません。一言で表すなら「時代を越えた、躍進的な女性」でしょうか。 独自のセンスで時代の先端を走り続けてきた彼女を映し出すようなコンセプトは活き続けています。ファッション界は言うまでもなく、多くの女性にとって憧れの象徴であると同時に、ココ・シャネルという生き方までもがブランドに込められているのです。

まさにドラマのような壮絶な人生を歩んできた「ココ」こと、ガブリエル・シャネル。修道院で過ごした幼年期、その後目指したパリの酒場で歌い、アトリエを構えては帽子を手がけ、かの有名な香水「No. 5」を世に送り出して後、デザイナーとしても名をはせていくのですが、ファッション界に歴史的なデザインや偉大なスタイルを残した彼女ながら、相当な苦労も重ねています。2009年に映画化され、彼女の人生をより多くの人が知ることになりましたが、持ち前のメンタリティーと職人らしい熱意で社交の世界を渡り歩いた彼女のキャリアや人となりは共感を呼ぶばかりか、メンター的な要素を含んでいるようにさえ感じられます。

本場フランスでは、マドモアゼルからシックな年配の女性までが自らに女性らしさを加えるようにさりげなく、あるいはやや象徴的に身につけている姿を見かけます。特別な日のものという感覚ではなく、誰しもが日常のアクセントとしているようなところにも彼女の意気が潜んでいそうです。ただし残念ながら、全身をブランドで固めたような「シャネラー」は見当たりません。ファッションセンスにこだわりを持つフランス人にとってのおしゃれとはかけ離れているのでしょう。

ここで、少し最新の様子をのぞいてみましょう。恒例のオートクチュールコレクションですが、2020年春夏のショーもまたシャネルの美学が体現されています。

会場となったのは、少女ガブリエルが幼年期を過ごしたフランス中部の山村オバジーヌの修道院。ある意味それだけでも彼女の原点回帰と言えそうですが、俗世界とはかけ離れ、装飾や色すら目につかない厳かな環境、そしてこのような場所とはまるで縁のなさそうな若いモデルを結集させ、これまでとは異なる世界を創出しました。庭園のランウェイを颯爽と歩くモデルたちは、肩全体を覆う大きな襟や真っ白な靴下、黒靴などあたかも学生を思わせる出で立ちで、アクセサリーや照明など一切の装飾を用いることなくシャネルらしい潔さに焦点を当てたのが印象的です。普遍的なシルエットに基本となる黒や白、そして時折優しく重ねられたカラーが今を感じさせています。

歴史やクリエイティブプロセスまでを含めた「ものづくり」を常に意識する「シャネル」。くしくも来年は、ココ自身が手がけた初めての香水「No. 5」が世に出て100年を迎えます。占い師によるとココのラッキーナンバーが「5」だったことが由来だとか。こうしたエピソードの数々からも彼女の横顔が伺えそうです。


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