こんにちわゴールドステーション小手指店です。

本日第2弾中国最高のお酒茅台酒・貴州茅台酒（きしゅうまおたおしゅ）

についてご説明致します。

【目次】

●飛天牌　貴州茅台酒

●特殊な製造方

●気になるお味は、、、？

●需要に追い付かない供給

●まとめ

【八大銘酒】

白酒（中国の蒸留酒）には八つの銘酒があります。
茅台酒、汾酒、瀘州特曲、五粮液、剣南春、洋河大曲、郎酒、西鳳酒です。
おそらく、日本で普通の食生活をしていればほとんど聞いたことが無いお酒ばかりでしょう。
しかし、その中でも筆頭の茅台酒は聞いたことは無いでしょうか？
ここ数年間の間に価格が上がり続けている銘酒中の銘酒です。

【飛天牌　貴州茅台酒】

貴州茅台酒（きしゅうまおたおしゅ）は中国の南西部、
貴州省の北西部仁懐市茅台鎮で作られている香り高い蒸留酒です。

無色透明、アルコール度数は53度と一般的に度数が高めと思われているテキーラやウォッカより強烈なお酒です。清の時代から続く300年以上の歴史を持ち、
結婚式などのおめでたい席や大事なお客さんを迎えるときに飲まれることが多い、
特別なお酒でもあります。

日本でよく知られるようになったのは1972年の日中国交正常化の記念式典で、
当時の首相である田中角栄に振る舞われたときでしょう。
世界的に話題になったのは1915年のサンフランシスコ万博博覧会にて金賞を受賞ときでしょう。
世界中から国の威信をかけた名産品が集まる万博での受賞は快挙です。
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【特殊な製造方法】

原料は地元産の高粱（こうりゃん。イネ科の穀物）と小麦。
発酵に使うのは高温で処理した小麦の麹ですが、その製法が際立って特殊です。
すりつぶした高粱と粒のままの高粱を混合し、「沙」と呼ばれる処理を行う。

蒸していないものを生沙、蒸して発酵させたものを熟沙と呼ぶ。
蒸すときにすりつぶした高粱と粒の高粱を2：8の比率で混ぜる。
一度発酵させ、2回目の生沙の投入では再発酵させるときは3：7で混ぜ合わせる。
これを発酵の過程だけで幾度となく繰り返します。その後の蒸留の過程も複雑で、
蒸留してとった酒をまたかすの中に戻し、再度発酵。1か月まった後、2度目の蒸留を行う。
この時に流れ出てくる最初と最後の液体はまたかすの中に戻し、真ん中の液体を取り出す。
これを貯蔵し、次の蒸留の時の液体と別々の保管、貯蔵し、
バランスを取りながらブレンドするという大変な手間がかかるお酒なのです。

一般的な蒸留酒が原料を（糖化）→発酵→蒸留→（貯蔵）の工程で行われ、
（）でくくられた部分は必要ない（ブドウ原料のブランデーなら糖化が不要）蒸留酒もある中で、茅台酒の作り方は異質と言えるでしょう。しかし、この過程があるからこそ茅台酒特有の華やかで強く、複雑な香味が生まれていると言われています。

【気になるお味は、、、？】

強烈なアルコール度数から想像できるように口当たりまろやかとは言い難いものがありますが、ただ強いだけでなく、キメ細かくもあり、グラスに口を近づけた時から感じる複雑な香りは110種類以上になると言われています。

そして、銘酒ならでは非常に長い余韻はスコットランドのシングルモルトや
フランスのコニャックなどの名高い蒸留酒を嗜む方なら誰しも唸る、
もしくはその素晴らしさに沈黙し瞑想し始める深みを秘めています。

【需要に追い付かない供給】

日本国内で愛好家が少ないのか、ウィスキーやブランデーに比べて需要の高まりを感じにくいのですが、実は世界中で引く手あまたのお酒なのです。

何しろ中国国外の輸入総代理店の数は115社（2018年時点）。
世界に広がっていく中国人とともに茅台酒も広がっているのです。
その一方で前述のような稀にみる煩雑な工程を5年間行うお酒ですので供給が追い付いておらず、近年価格が上がることはあっても下がることありません。
以前はちょっとした酒屋なら置いてあったのですが、価格が上がりすぎたこともあり、
店頭陳列するわけにいかなくなり、取り扱いが減っていっているように思えます。
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【まとめ】

身近なようであまり知らない、神秘の国、中国。
この国の最高のお酒が茅台酒です。そう断言して過言かと思います。
そんな酒はそうそうないでしょう。日本やフランス、イタリアで最高のお酒は？と
問えば幾つも挙がってくるでしょう。しかし、人口約14憶人の中国で頂点に君臨するお酒が茅台酒です。かなり高価になってきています。