電子タバコのアイコスとプルームテックとグローの比較

入手のしやすさについて比較

電子タバコはカートリッジに入れられた液体を噴霧器で霧状にした後、その霧状の液体を吸引する、いわゆる紙巻きタバコの代用品といわれています。電子タバコにはミントやフルーツなどのフレーバーがあり、味や香りがつけられている水蒸気を吸引して使用します。

電子タバコの吸入器は、カートリッジという入れ物に入っている液体をバッテリーで加熱して、変霧器で霧状にします。電子タバコの先端には、吸入時に赤ランプを点灯させてタバコの火のような演出を行うものもあります。

電子タバコは吸入した時の感じが火をつけて使用するタバコに似ているといわれていて、タバコの代替として用いられたり、禁煙時や減煙時に用いられたりしています。吸入する液体にはグリセリンやプロピレングリコールや、各種香料などの食品添加物が混合したものが用いられていたりします。

嫌煙で屋内でタバコが吸えなくなってきた現在、火を使わない加熱式タバコは注目を集めているのです。電子タバコはタバコ葉を燃やさず、ニコチンを発生させ、タールなどの有害物質は90％くらいカットできるというメリットがあります。

このことでタバコを吸っている人だけでなく、周囲にいる人への配慮ができ、副流煙削減が図れるという点で注目されているのです。加熱式タバコで日本で注目されているのがアイコスやプルームテック、グローです。

アイコスはフィリップモリスジャパンの電子タバコです。アイコスが注目されてからJTからプルームテックが、そして、宮城県仙台市で限定発売された実験的は発売にもかかわらず大きな注目を集めたBATのグローというブランドが脚光を浴びています。

その中で入手のしやすさという点で、もっとも手に入りやすいといわれているのがフィリップモリスジャパンの電子タバコ、アイコスです。アイコスは現在のところ全国販売されていて、他のプルームテック、グローよりも入手しやすいと考えられているのです。

というのが、全国発売されているのがアイコスなのです。他のプルームテック、グローというブランドは厳密には全国販売されていないといえるのです。プルームテックは発売当初からオンラインストアでは入手可能だったのですが、生産が追いつかずなくなってネット販売されなくなりました。

そして、2016年3月には福岡市限定で店舗販売が開始され、2018年上期には全国販売が開始されるとなっています。グローは宮城県仙台市在住者でないとネット販売でも購入できません。

アイコス・プルームテック・グローの加熱方式の違い

加熱式タバコは燃やさずに加熱してニコチンを発生させるという仕組みになっています。しかし、その方式はアイコスとプルームテックとグローでは異なっているのです。仕組みについてはアイコスとグローはほとんど同じような仕組みになっていますが、プルームテックは少し違っています。

アイコスは蒸気を発生させるヒートスティックを加熱させることで蒸気を吸い込むという仕組みになっています。グリセリンが染み込んでいる特殊加工の紙巻きタバコのような状態をしているヒートスティックを加熱ブレードに固定して加熱し、蒸気を発生させます。そして、発生した蒸気を吸い込むようにして使用します。

アイコス本体の中のヒートスティックは汚れやすくなっていて、折れやすいのでその点が扱いにくいかもしれません。また、ヒートスティックを固定するのは慣れが必要といわれています。はじめのうちは失敗したりしてあまり上手に固定できないという人もいます。

アイコスは、1本ごとに充電も必要といわれ、手入れはこまめにすることが必要とされています。また、壊れやすいかもという人も多くその点がデメリットといわれています。1本吸う度に6分ほどの充電を必要とする製品で、充電用のポケットチャージャーは本体充電で約20回分の充電が可能なため、ポケットチャージャーは携帯し、アイコス本体はいつも充電をしておくということが必要です。

それに対して、グローはアイコスに構造が似ているといわれていますが、アイコスと違い、加熱ブレードは使用されていないため、アイコスよりもクリーニングの頻度も少なくて済むというメリットがあり、アイコスよりも壊れにくいといわれています。グローはバッテリーと一体的な構造をしているため、アイコスよりも本体は重いというデメリットがあります。しかし、連続して使用時間できるというメリットがあります。満タンに充電をしておくと、1本で3分くらい使用した時、大体20本くらいを連続して吸入することができるというメリットがあります。グローはアイコスよりも後発発売されていて、その分、アイコスのデメリットが解消された特徴を持っている電子たばことなっているといえます。

また、グローに使われているネオスティックはアイコスのヒートスティックよりも細いという構造をしています。そのため、アイコスと比較すると喫味は軽めになるという点がもの足りないという人もいて、喫味に対する考え方に応じて選ぶことがおすすめといえます。

それぞれの構造と喫味で比較

ではプルームテックの構造はどうなっていて、どんな喫味なのでしょうか。プルームテックは蒸気を発生させるグリセリン類が染み込んだ専用カートリッジを使用して、タバコ葉入りのカプセルと分けられているという構造になっていて、蒸気が発生したら粉状のタバコ葉入りカプセルを通過させることで吸い込むという仕組みになっています。

そして、ブルームテックは本体充電が必要なのですが、カートリッジがカプセルに同梱され、1箱使うごとにカートリッジも同時に交換されてしてしまうため、内部をクリーニングをする必要がなく、故障するリスクが低いというメリットがあります。

この構造は、ネオスティックやヒートスティックを周辺から温めることで蒸気を発生させるという先の2つの電子タバコに比べると大きな違いになります。この違いがクリーニング不要という、ほとんど臭いがなくて無臭だけれども喫味が軽いというプルームテックの特徴として現れているといえます。

プルームテックでは、蒸気を発生させるカートリッジが1箱に1個取り付けられています。そして、本体に取り付けたカートリッジにたばこカプセルを取り付けて使います。そして、本体は分離して充電することができ、一度の充電でたばこカプセル1箱、5個分の連続使用ができるといわれています。プルームテックにはたばこのにおいがないといえ、喫煙をしない人の前で吸ってもタバコのにおいを感じさせないという徹底した点は大きな特徴といえます。プルームテックはそのような意味で理想的な電子タバコと言えるのかもしれません。

葉を直接加熱させることなく、吸い終わった後、プラスチックの小さなパーツが残り、それをそのまま持っていてもにおいも気にならないというメリットがあります。しかし、喫味という点ではタバコ感はあまりないといえ、これまで紙巻きタバコを吸っている人が禁煙などで急にプルームテックに移行すると、何かしらのもの足りなさを感じるという人も多いかもしれないといわれています。

基本的に、喫味に対する感じ方や考え方というのは、これまで使用してきたタバコの影響を少なからず受けるところがあり、これらの電子タバコを始めるという場合に、できるだけ以前使用していたものに喫味は近いほど、親しみがわくという形になるといえます。
これらの電子タバコは、メンテナンス性という点ではプルームテックがメリットが多いといえますが、喫味という点では、また別の考え方もあるといえます。

コストパフォーマンスで比較してみると・・・

コストパフォーマンスは電子タバコに興味を持っている人は気になる点ではないでしょうか。そこでコスパについても比較をしてみたいと思います。
まず、アイコスの場合ですが、スターターキットは定価が税込9980円で、初回のみ3000円引きキャンペーンが実施されているといわれています。そして、中に固定して使用するヒートスティックはマールボロ銘柄が6種類、各税込460円となっており、本体には1年の保証期間が設けられています。壊れやすいというデメリットがあり、それを補うという点ではとても有用なサービスですが、1年を過ぎて故障すると再び購入するという必要性が出ることが予想されます。

それに比べ、本体もカートリッジもアイコスよりリーズナブルなのがグローです。グローのスターターキットは税込8000円といわれ、キャンペーンなどが行われていた時などはさらにリーズナブルに購入可能といわれています。グローはアイコスより安くて、プルームテックより高いという料金設定になっています。グローのネオスティックは税込各420円となっていて、アイコスよりも安くなっています。

コスパ的なメリットが大きいのがプルームテックです。ブルームテックは、本体で直接充電するため、スターターキットが税込4000円で、2000円引きキャンペーンなども実施されたりしていてとてもリーズナブルです。プルームテックのコスパはアイコスやグローと比較すると圧倒的といえます。プルームテックは、喫煙中断が可能で、アイコスやグローは加熱し始めると途中でとめた後、再加熱はできないようになっています。

プルームテックは必要な時に蒸気が出せて、断続的に喫煙をすることができるようになっているのです。そのためたばこカプセルをムダなく使用することができるので、コスパはとてもいいのです。

このように、アイコスやプルームテックやグローの比較を行ってみると、無臭感が高く、味も軽く、メンテナンスも楽、さらにコスパがいいという点でプルームテックがとてもメリットがあるように思えるのではないでしょうか。